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作詞家とは?

作詞家とは

我が国では、今数えきれないほど多くのアーティストが存在します。そのジャンルは、J—POP、レゲエ、ヒップホップ、ロック、パンク、演歌など様々です。 これらをメディアに登場して演じ、歌い、パフォーマンスをするのがアーティストたちです。彼らは、大手のプロダクションに所属し、レコード会社と連携プレーをして楽曲をリリースしていきます。一枚のCDをリリースするには、実に多くの人とお金がかけられているのです。制作からプロモーションまで信じられないほど多くの人が関わっています。

その中で制作に携わる言葉のプロフェッショナル、それが作詞家です。他のほとんどの人々は音作りの専門家になります。ギター、ベース、ドラム、音響、エンジニアなど色々なパーツがあります。そして、楽曲ができた最後にアーティストが歌をのせ、世の中に送り出されていく、というわけです。

言葉のプロフェッショナルといっても、音楽の中でのことをいいます。詩や小説とは、まったく異種のものです。 作詞家とは、読んで字のごとく、歌の詩をつくる専門家です。ひとつの曲をつくる作業の中でかなり早い時期から動くことになります。メロディが先行してできる場合、歌詞を先につくる場合、また両方を同時に進めていく場合とケースバイケースですが、詩がないかぎり曲としては成り立ちません。勿論曲がなくても成り立たないのですが。

楽曲を制作していく上でスケジュールはかなりタイトだと思っておいた方が良いでしょう。創造的な仕事をするのだから、自分のペースで、なんてわけにはいきません。 作詞家は作業する時はひとりですが、その時間で出来上がったものを持ち寄って他のスタッフとの連係プレーと共に作り上げていくのです。

 

作詞家に転職したいと志したら

〝作詞家に転職したい!〟と志したのなら、一般的にいう転職活動期間を修業期間と捉えてください。作詞家の形態には、フリーランスとレコード会社、音楽出版社の契約作家の2パターンがあります。 好きな職業に就けるのなら、いくらでも頑張るといっても実際問題、職業として作詞家になれるまでは経済的にはかなり苦しいのが現実です。
作詞家という肩書きを得ることができても、それは、仕事を依頼される可能性ができただけで収入には直結しません。 駆け出しのころは、イベントのテーマソングや、どこかのメーカーのCMソングだったりもします。その間は、修行期間と考えて、どんな小さい仕事でもこなしていくことです。

作詞家はサラリーマンと違い、安定した収入が約束されていません。才能で生計を立てるアーティストなのです。ですから、一人前になれるまでの収入は相当厳しいと肝に銘じておいてください。 ですので、しばらくは別の仕事を掛け持ちして生計を立てながら、作詞の依頼があった時にはすぐに動けるようなそんな状態にしておくことが初期のライフスタイルのあり方には必要です。 この修業時代にスキルアップし、良い作品がかけるように自分の時間が許す限り、講座を受けてみたり、スクールへ通ったり、独学で磨いていくことをおすすめします。

 

JASRACとは?

JASRACとは、日本音楽著作権協会のことです。The Japanese Society of Rights of Authors and Composersの略です。 この協会は、我が国にあるたくさんの音楽関係の団体の中で、作詞家にとって一番重要な役目を果たしてくれているシステムかもしれません。主な役目は、音楽著作権の使用料を徴収することです。これはつまり、作詞家の収入源である印税を確保してくれるということです。つまり、JASRACなしには、作詞家は生き延びれないということになります。

日本のどこであっても、あなたが手掛けたCDが売れたり、カラオケや有線放送、テレビやラジオ局で使用されればその使用料をきちんと徴収してくれるのです。 この協会の会員になるには、CDとして販売された作品がひとつは世の中にでていること、そして入会金として50,000円を納めます。 この入会金も決して安いものではありませんが、JASRACに加入しているといえば、それだけ作詞家としての信用度も高まります。 しかし、あまりにも印税である徴収料が少ない場合は、会員をおろされかねないので、一度加入を決めれば、腹を据えて営業し、いい作品を継続的に生み出し続けてください。

作詞家として大切なことは?

作詞家の大切なこと

楽曲が先行してできている場合は、デモテープと譜面を渡されます。作詞家にとって、いってみればこれらは作詞するうえでの設計図のようなものです。 譜面が読めない方は心配いりません。デモテープはどんな場合でも必ず渡されますから、それを参考にすれば、あとは作曲家との助け合いになります。これは不思議なもので、やっていくうちに覚えていくそうです。感性が鋭いってすごいことですね。多くのプロの方は現場で覚えているそうです。ただ、自ら楽器を習っていたなどという理由で譜面がよめるのであれば、それに越したことはありません。そのスキルは作詞家として必ず役立ちます。

作曲家から提供されたデモテープをまず聞き込むのですが、どのぐらい聞き込むのかというと口ずさんですべて歌えるぐらいに聞き込むのです。これは、簡単なようで非常に根気のいるものです。いわば、体にメロディをしみ込ませるという作業です。

楽曲のコンセプトがある上に、メロディがあり、その上に言葉がのってきます。字余りでも字足らずでもだめでパズルのようにちょうどあてはまることが作詞家に求められていることです。また、コンセプトも忘れてはなりません。同時に多くのことを頭にとめながら、言葉を創っていくのです。 作詞家の仕事が1+1=2という世界ではありません。常に可能性は無限大です。リスナーが聞いてインパクトを一瞬で与え、心を掴む、それが意とするところです。論理的でなくていいのです。そういった意味では、制作中は感性先行といえるでしょう。

作詞家をとりまく業界はこんなところ

作詞家を取り巻く業界には、こんな人たちがいます。まず、レコード会社、そしてアーティスト、マネージャー。これは、要です。そして、曲を共に作り上げていく作曲家、アレンジャー(編曲者)、バックミュージシャン、バックコーラス、ミキサー、エンジニアなど。

CDが出来上がると今度は、パッケージを創るためのスタッフであるカメラマン、デザイナーレコード会社のスタッフ、宣伝する広告代理店のスタッフなどが裏方として動きます。 音楽出版社というものがあります。これは、名前上出版社といいますが、音楽関係の書籍を出版するところではなく、作詞家や作曲家、またシンガーソングライターなどと契約を結び、詞や曲の著作権の契約を管理する会社のことをさします。

今では、レコード会社の子会社として作られたところが多いようですが、他に放送局、外国の音楽出版社系、楽譜出版社系がありあわせて4つの種類から成り立ちます。 作詞家として活動するのであれば、いずれかの会社と契約を結ぶことになります。 収入となる印税の管理をしてくれるのもここです。

一概に、作詞家といっても実際に仕事をする場合には、これらの人々と様々な場面でコミュニケーションし、協力しあってひとつのものを作り上げていくのです。 きっと、はじめて知った方はその関係者の多さにきっと驚いていることでしょうが、これは反対にあなたを作詞家として認知してもらえる機会ともなりえるのです。