TVディレクターについて
TVディレクターとは?
TVディレクターとは、テレビ番組制作現場の責任者です。番組や勤め先によって仕事内容は異なってきますが、俳優への演技指導、スタッフの仕事内容のチェック、収録したVTRの構成や編集などさまざまなスタッフや出演者のリーダーシップをとりながら番組を作り上げていきます。 テレビディレクターになるには、テレビ局もしくは番組制作会社、プロダクションに就職するのが王道のルートですが、転職は頻繁に行われています。
広告業界でのディレクター経験を生かしてこの業界に入ってくる人や、外注の制作会社、プロダクションの別職種から転職する人が多いようです。 それもそのはず、東京の民放5社のプライムタイムの番組においてプロダクションが関わっている番組は約7割とのこと。この数字からもして、テレビ業界はプロダクションなしには成り立たないということがよくわかります。
ADとして業界への片道切符を手に入れ、そこからステップアップしてディレクターというコースもあります。また、映像を勉強してきたからといって、テレビディレクターになれるとは限りません。
テレビや映像に詳しいことよりも、幅広く知識や好奇心があり、面白い人の方が好まれます。自分の思い描くような映像を作ることができたり、視聴者が番組を楽しんでくれるということがディレクターの喜びになります。予算が限られた中でどれだけ面白いものを作り出すことができるか、というのもこの仕事のまた魅力のひとつです。
TVディレクターの仕事の内容
TVディレクターとは、テレビ番組を統括するお仕事です。企画、台本、出演者などを選び、番組の演出、音響、照明、演技指導など、テレビ番組全ての責任者であり、番組の善し悪しはTVディレクターの腕にかかっていると言っても良いでしょう。番組の種類によってもTVディレクターの仕事内容は違ってきますが、人気のバラエティ番組の場合は、コーナーごとにディレクターがいる場合がほとんどのようです。 TVディレクターに向いている人は、多くのスタッフをまとめることのできる能力を持ち、統率力と判断力、それから長時間にわたるハードワークに耐えることのできる体力と気力も必要不可欠です。
また、視聴率のいい番組というのは常にすごいスピードで新しいアイデアを求められます。そこで柔軟な発想力や企画力、チャレンジ精神なども求められてきます。
ディレクターとして認められれば、プロデューサーに昇格することもできますし、フリーになって独立することも可能でしょう。 この仕事は、視聴者に喜ばれる番組を作ることができれば、視聴率として結果が出ますから、やりがいは直接的に感じることができます。
時代の流れの中で、視聴者が求める情報を敏感にキャッチし、それを番組に落とし込むことが必要になってきます。
TVディレクターの収入は?
TVディレクターの収入とは一体いくらぐらいなのでしょうか? 最近、増加している番組制作会社のディレクターの場合とテレビ局員の場合では雲泥の差があります。 制作会社のディレクターは、新人クラスで20万円程度というのが平均的です。売れっ子やベテランになってくると徐々に上がり、また担当する番組によってもかなり違ってきますが、これがスタートラインの現状です。
それに対して、テレビ局員の収入はかなり高額です。ベテランクラスの平均年齢40歳で年収1500万円ほどになります。キー局の番組制作現場では、30歳で年収1000万円を越えることも少なくないそうです。 一方で、地方局の平均収入は、グンとさがります。都内テレビ局の2〜3割減少したぐらいになります。 さらに下請けの番組制作会社になると、重労働にもかかわらず、30代半ばで年収400〜500万円ほどだというので、割にはあっていないようです。
仕事の内容は、番組全体の指揮をとることですが、タレントとの出演交渉などもしますし、スタジオ収録に関しては出演者や技術スタッフとともに、全体進行について打ち合わせをしたりもします。
やりがいのある仕事ではありますが、やはりそれに伴い収入のアップは願うところです。そのためにも、様々なところでディレクターとして依頼されるように経験値を上げていくことです。
視聴率って何?
〝視聴率〟という言葉を聞いたことはみなさんあるのではないでしょうか? 一体、視聴率とは何なのか、ということを個々では説明していきましょう。 視聴率とは、一体何割の世帯の人々がその番組をみたのかということを表す数字のことをさします。 関東地区を例にとってみましょう。視聴率10%というと、関東地区全体でおよそ170万世帯あるので、その10%といいますと、17万世帯でその番組が見られていた、ということになります。
視聴率を調査する方法として、サンプリング方法というのがあります。 これは、統計学の理論を利用して、全国の世帯調査を行わずに、ほぼ誤差のない最小限のサンプル数を割り出し、その最小限の世帯数で調査するというものです。 調査方法は、テレビの視聴率を調査する機械を接続します。いつ何チャンネルがついていたかが記録されて、電話回線を使い調査会社に送信される仕組みになっています。 視聴率は何に使われるのかといいますと、番組制作のために資金をだしているスポンサー企業がCMをだすにあたり、その番組のもつ集客効果の参考にします。 制作サイドにいるTVディレクターも含むすべてのスタッフは番組つくりのひとつの結果として視聴率を参考にしています。
視聴率は1分ごとに結果がだされます。1分ごとの視聴率を〝毎分〟といい、番組全体の平均を〝番組平均〟といいます。 視聴率の大小は多少、運に左右されるところがあるようです。裏番組がコマーシャルに入ったとたんに視聴率があがることなどざらになります。ひとつの目安として捉えると良いでしょう。
テレビを見ない人が増加中
最近、テレビを見ないという人が増加しているようです。これは、番組制作をするディレクターにとっては理由を突きとめておきたいものです。 特にインターネット関係の仕事をしている人に多いようですが、理由は〝テレビを見たいと思わない〟もしくは〝見たい番組がない〟ということがあげられています。 これは、テレビを作っている側からすると残念なことですが、テレビを見ないのは見たい番組がないから、というのは正直な意見であります。 面白い、楽しいから見るのがテレビであるので、それを見ないというのは作った人に向けられているダイレクトな意思表示です。これは視聴率という結果として表れます。
親として子どもに見せたくない番組であったり、自らが見ようと思わないのであれば、指標である視聴率は上がりません。そのように見る側が〝この番組はつまらない〟と思うのであれば番組に抗議をするよりも見なければ、視聴率はあがらないので、そういう人が増加するとその番組は終わりになります。
かなり厳しい反応ですが、作る側として見る側に有益なもの、楽しめるものを意識していいものをつくっていくように心がけて頂きたいものです。
一度に何万人、何千万人という人々に発信していくわけですから、皆が共感し、楽しめるものであれば 必ず支持されていくでしょう。

