マスコミ転職.COM マスコミ業界の転職は、何といってもチャンスをつかむタイミングが大切!
マスコミ転職.comは、登録(無料)しておけば、 あなたにピッタリの仕事を紹介してくれます。
経験者、未経験者を問わず、お仕事をご紹介する上でのキャリアアドバイスなどもしてくれる嬉しいサービスがあります。
 

 

 

シナリオライターとは?

シナリオライターという言葉を辞書の定義を借りますと、「映画、テレビの脚本を書く人/台本を書く人/脚本家/台本作家/シナリオ作家」(広辞苑第4版、岩波書店)といいます。つまり、シナリオライターとは、ストーリーを映像化、舞台化するためのシナリオを書く人のことです。シナリオは、映画やテレビ、演劇などで発表される物語を表現していくための「設計図」のことになります。

シナリオのテーマは、一般的に映画の場合は監督や制作会社、テレビではプロデューサーとの話し合いで決められます。ひとつのシナリオを完成させるまでには、これらの人々との徹底した話し合いが、後に現場での成否を決めることになります。俳優や演出家が途中で書き直しを求めてくる場合もあります。

シナリオライターとは
現場にいくことは、監督を兼業しない限りほとんどありませんが、監督、プロデューサー、演出家とのコンビネーションが非常に重要です。ほとんどのシナリオライターはフリーで活動していますから、ひとつこの業界に入るきっかけを手にしたら、そこを入り口として、自分と感性の合うパートナー探しをしておくことです。現在では、ジャンルを問わずに、多分野で活躍するシナリオライターが多く出てきています。

シナリオライターの仕事の範囲は様々です。テレビの場合は日常生活で見るもの、映画の場合は非日常的空間、舞台の場合もそうですが、シナリオが具現化される媒体によってちがってきます。また、これがこの仕事の面白さでもあります。そういう意味では、ストーリーテリングのやり方に幅がある方が好ましいです。また、最近では、ゲームのシナリオを書くシナリオライターという職種も人気です。

 

シナリオライターの前職とは?

今から、シナリオライターを目指そうとする人の中には、まったく違った職業から転職を考えている方も多いのではないでしょうか?例えば、ライターや編集など〝書く〟という仕事に携わりながら転職を考えている方もおられることでしょう。 現在、日本の第一線で活躍するシナリオライターの多くは、前職がまったく違う業種の人もいれば、少し近いところにいた方もいます。

例えば、「毛利元就」で有名な内館牧子さんは、なんと三菱重工のOLを13年経験した後、35歳でこの世界にデビューしています。そして、ひとつめの大きな仕事は40歳で世に送り出しています。 また、「ひとつ屋根の下」の野島伸司さんの前職は、コピーライターであり、「白線流し」の信本敬子さんは、なんと看護士だったのです。 「ロングバケーション」の北川悦吏子さんは、にっかつ企画部所属のアシスタントプロデューサーで、「十年愛」の遊川和彦さんは制作会社のAD(アシスタントディレクター)でした。 中には、小学校講師だった小松江里子もいます。

共通していえることは、シナリオライターに転職するには、人間とどこかで関わっていればなれる可能性は大いにあるのです。シナリオライターとは、人の心情を深く読み取ることができ、あるシチュエーションの中で人と人のやりとりを作り上げ、見る人の心を打つことができるーそういう鋭い観察眼をもっていれば誰でも可能性はあるのです。

 

シナリオライターという職業の歩み

そもそもシナリオライターとは映画の世界から登場しました。1920年の2月に、松竹キネマ合名会社が設立されたのがそもそもの始まりです。 同じ年の4月には、大正活動株式会社ができ、また6月には蒲田製作所がつくられたのです。 1920年以前にももちろん日本映画は製作されていましたが、そのころは音声のない映像だけのサイレント映画が多く、〝シナリオ〟というものはそれほど重要視されてはいませんでした。

ところが、1927年の1月に、昭和シネマ(初のトーキースタジオ)が設立つされ、映画は前述のサイレント映画から、トーキーへと移り変わっていたのす。この頃からやっと、映画のスクリーンから、俳優の声が台詞として聞こえだし、BGMとして使われる音楽も情景とともに映し出されるようになったのです。 それまで、ストーリーの筋書きでしかなかった〝シナリオ〟が、映画の中で必要不可欠なものとみられるようになり、脚本家=シナリオライターという職業が誕生したのです。

それから、約80年近くの月日が流れた今日、シナリオライターという職業は実に細分化してきています。テレビの普及により、ドラマやバラエティが大衆文化に浸透しはじめ、バラエティ番組の登場などにより、〝放送作家〟という仕事が生まれました。これらの脚本を書く人のことをそう呼んできましたが、現在ではドラマ以外での分野の呼び名となっており、シナリオライターとは区分されています。 主にバラエティ番組などの構成を考える人を〝構成作家〟と呼び、ドラマ、演劇、映画などのシナリオを書く人のことをシナリオライター、と現在では呼んでいます。

シナリオライターに求められるもの

シラリオライターに求められるもの

シナリオライターに求められるものは、第一に〝センス〟です。現場で求められるシナリオライターのシナリオは最初の5枚を読めば、もう〝掴む〟用意ができているのです、人の心を。 2番目に、仕事の早さです。発注がかかってから1週間後には、ある程度のものを提出できるぐらいの迅速さを求められます。例え、シナリオライターであるあなたが、アイデアが湧かなくても、書く手をとめずに、時間内でなんとか絞り出すのです。そして、次に新鮮なアイデア、現代感覚。ドラマや映画は、主にその時代を映し出しているだけに、そういった〝今〟の感覚を持ち合わせることも必要になってくるでしょう。

シナリオライターに転職したい人に、こういった質問を受けることがあります。「得意ジャンルを持つのがいいのか、それともオールマイティがいいのか?」—例えば、医学や法律などの専門分野をテーマとすることもあります。ですが、与えられたテーマがまったく未知のものであっても、作家であるあなたの勉強次第でそれらは克服することができます。何年も経験を積んでいくと、自分の得意分野ができてくるので、最初から持っていればいいのか、というと必ずしもそうではありません。

また、あなた自身の意見をいえることも大切です。相手の話をきちんと聞いた上で、自分の主張がちゃんとできるということ、それを理論で相手を説得させることです。これもある意味、〝センス〟なのです。

シナリオライターとしての心得

連続ドラマの枠とは、ほとんどの場合、先2年までスケジュールが決まっています。 そして、すでに主演する俳優もその時点で決まっていることがほとんどです。 かなり人気のシナリオライターになってくると、俳優たちと同じように、スケジュールを前倒しで押さえられていきます。連続ドラマは、10回〜12回にわたり放映されるので、その分そこに拘束される時間も非常に長いのです。

そして、テレビ局同士の間でも競い合いがでてきます。他のテレビ局で人気の作品を生み出しているシナリオライターをまた違うテレビ局で引き抜こうとすると、それこそ至難の業です。 ひとつの作品を書き上げるまでは、そこに全力で集中しなければいけなくなるので、掛け持ちも厳しいところです。

このように、プロデューサーからのアプローチを受けて仕事を依頼されることになります。一度、コンビを組んでいい作品を作り上げることができれば、その関係は確実に次の可能性に繋がります。一度仕事をした関係者に新作を書いて企画として持ち込むという方法もあります。 また、シナリオライターの仕事を継続的に続けていく上で、間が開いてしまうことはあります。なにせ、不規則で不安的な仕事ですから。その空く時間で、作品づくりをしてもいいですし、違った形態—例えば、アニメーションや、舞台のシナリオという異分野に活動の場を広げてみてもいいでしょう。

シナリオライターを保護する団体

シナリオライターを保護する団体は大きく分けてふたつになります。「日本シナリオ作家協会」と「日本脚本家連盟」です。 フリー、個人の立場で働くことが多くの場合、シナリオライターの業務形態であるのでこういった協会の存在を有効に活用することは、心強いものです。

映画関係に強いのが、「日本シナリオ作家協会」です。2005年の調べでは、この協会に属している会員は353名です。この協会はふたつの組織から成り立っています。脚本家の権利や利益を擁護する活動を行っている〝協同組合日本シナリオ作家協会〟と、映像や文化の発展のための活動を行っている〝社団法人シナリオ作家協会〟です。 著作権などに関する業務も管理してくれるので、個人で働く場合に面倒な源泉徴収などの手続きも任せることができます。

対して、「日本脚本家連盟」は、テレビやラジオなどの放送媒体を活動の場とする作家を中心にサポートします。シナリオライター以外にも構成作家、演芸作家など、広い分野でいう作家の権利を保護してくれます。NHKや民間放送連盟との間に結ばれる団体契約に含まれるのです。 これらの団体は、あくまでシナリオライターをサポートしてくれると考えてください。ここに属したからといって、仕事をとってきてくれるということではないのでそこは注意して覚えておいてください。