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放送作家とは?

放送作家とは

お笑い番組やその他バラエティ番組などで頻繁に耳にするようになった〝放送作家〟という職業。時には、テレビの画面にも彼らが登場することもあります。 一言で言ってしまえば「テレビやラジオの番組を作る仕事」になります。 かなり抽象的な言い方になるのですが、放送作家の仕事は実際一言で表せるような内容ではありません。 バラエティ番組のコントを考える人、クイズ番組のクイズを考える人、全体の構成や企画の運びを考える人、情報番組の内容を考える人…。いいだせばきりがないほどです。

それだけに、放送作家は何でもありの世界です。面白いことを考えるのが大好きで、人を面白がせたい人であればこの職業には向いているといえます。 お笑いのブームもあり、現在ではバラエティ番組の作家を目指す人が急激に増えています。かといって、これといった指南書もないし、現役で活躍する放送作家の人々は、情報番組でコメンテーターもすれば、作詞家としても活躍していたり、アーティストをプロデュースしたりと幅広く活躍しています。

要は、他の誰もが考えつかないようなアイデアをもっていて、それをメディアの中で具現化していくことのできるひと、それが放送作家だとここでは定義できるでしょう。

 

台本とナレーションこそ放送作家の心臓

放送作家には多岐にわたる仕事内容がありますが、台本とナレーションを書くことは中でも当たり前に必要とされるスキルです。 〝書くこと〟ができなければ放送作家になるのは難しいといえるでしょう。 なにより分かりやすい台本を書くことが大切です。まず、正確であること。そんなのあたりまえでしょうと思われるかもしれませんが放送作家のプロとしてのれべるでの正確さです。言葉によってはそれがタレントや司会者のイメージダウンにもなりかねないのです。書くのは作家だが、演じるのはタレントたちだということを忘れてはいけません。

そして、親切であることも大事です。。わざと難しい漢字を使ったりふだん使わないような難しい言葉をいれたりするのは、エンターテイメントの世界には不要です。番組のオンステージでは、全体の雰囲気が良いことも重要です。読みにくい地名のところにはアンダーラインを引くとか、読み間違えそうなものにはルビを振るなどして気配りを忘れないようにしてください。 以上の2点をまとめると、出演者の立場に立って書くということです。

ナレーションは、画面には映らないアナウンサーやタレントが、画面に合わせて読むものです。映像に合ったナレーションとは、誰が読むのか、そして映像からは分からないことを書くことが重要であり、入れるタイミングの取り方に注意する、この点を気をつけることです。 放送作家のプロならば、誰もが知っている基礎知識です。

 

放送作家~番組が出来るまで

テレビにしろ、ラジオにしろ、タレントや芸能人が演じる番組を裏で操っているのは、放送作家たちです。ひとつの番組ができるまでには、膨大な時間が費やされています。 まず、企画ありき。継続している番組だとプロデューサーとディレクターは決まっています。台本をつくり、制作美術と打ち合わせをします。 平面で考えたことを立体で見せるための工程です。そして、カメラ、音声、照明などの技術チームとうちあわせをし、その他出演者、スタッフなどの関係者と顔合わせします。リハーサルがあり、その後は編集作業に入ります。これが、生放送の場合ですと、編集の部分はありません。

ざっと説明しましたが、これだけでも、放送作家の仕事はただ単にテレビ番組の台本を書く人だけではないことはもうおわかりですね。 そして、無事放送が終わったとしたら、次は視聴率のチェックです。どれだけ進行がうまくいっても視聴率が悪ければ、その番組は〝面白くなかった〟ということになります。 放送作家だけでなく、これはすべてのテレビ関係者にいえることですが、ひとつの番組が終われば、すでに次の企画への新たな挑戦がはじまっているのです。一瞬たりとも気を抜くひまなんてないのが現状です。それでも面白がってやれる人が生き残れる世界かもしれません。

放送作家~プライベートは?

放送作家プライベート

放送作家にプライベートと呼べる時間はあるでしょうか?—答えは〝ありません〟。常に頭の中では、企画を練っているし、それはオフと呼べる時間があったとしても、生き残って第一線で活躍する放送作家は常に新しいことをしています。例えば、おちまさとさん。大のファッション好きで知られる彼は、自分のブランドを作ったり、ファッション雑誌にもコラムを執筆したり、作詞、企業プロデュースなどでも活躍がめざましいです。

アイデアの引き出しを常に満タンにしておき、いつ何がきても引き出せるようにしておかなくてはいけません。〝好き〟〝面白い〟ということが放送作家の原動力であり、 そうなると24時間フル回転になってくるわけです。常に流動している世界に身を置いて、新しいものをクリエイトしていくーすごい職業です。

実力だけがものをいう厳しい世界です。すべては本人次第。オフと呼べる時間に喜んで寝てすごすのもそれが望むことであればそれでよし、ですが、売れっ子作家とは、楽しみながら努力している人なのです。 放送作家の仕事は、台本を書くだけでなく、いくつもの企画会議や撮影の進行、本番のチェックなどさまざまで、その合間にプロデューサーやディレクターからの呼び出しがあることも日常的です。 となると、肝心の台本を書く時間は、夜中ということになりますが、伸びる作家とは夜も時間を見つけて遊んでいます。そういう意味では、何をしているときでもネタ探しをしていることにります。要は、意識次第です。

放送作家~気になる収入は?

定時勤務、週末はお休み、というのは放送作家の辞書には残念ながらありません。24時間営業は、この職業において常識で、真夜中に呼び出されたりすることも当たり前にある世界です。放送作家は、制作に入る前に番組の台本を仕上げておくのが鉄則ですので、眠かろうが、体調が悪かろうが、関係なく締め切りはやってきます。

放送作家に関しては、「30歳だからこれぐらいの収入」という目安というものはありません。シナリオライターに比べると1本の単価が安いので、バラエティの放送作家はとにかく数をこなすことが収入アップに繋がる最短ルートであるでしょう。 1本の単価はどれぐらいなのでしょうか?それは、テレビ局によっても、番組に酔っても違ってきます。ベテランのクラスで1本が15〜20万円なら、売れっ子作家は、10〜12万円、若手で5万円といったところが平均でしょう。

1本15万円のレギュラーを週に4本もっていれば、それだけで、月収にして240万円になります。しかし、安定した収入とはいえません。それこそが、明日へと走り続ける原動力になっているのもまた事実です。 頭ひとつ、腕ひとつで勝負の放送作家は、ある種職人的であります。ですが、その技術に加えて、常に新しさを求められるのが、この職種。ここまでくれば、不安定さも、先行きの不透明さもエンジョイするぐらいの心持ちで行く方がいいのかもしれません。